加藤一二三・九段「この道」 新連載 6日から運動面
2018.03.02 04:32 PM
将棋界で数々の記録を打ち立て、昨年現役引退した加藤一二三(ひふみ)九段の連載「この道」が6日から運動面で始まります。
加藤九段は1940年、福岡県嘉麻市生まれ。中学3年、14歳7カ月で当時史上最年少のプロ棋士になり、18歳で順位戦A級に昇級し八段に昇段。「神武以来(このかた)の天才」と呼ばれました。
昨年6月に史上最高齢の77歳で現役を引退するまでの公式戦対局数は2505局で、1324勝1180敗1持将棋(じしょうぎ=引き分け)。対局数と負け数はいずれも歴代1位で、勝ち数は歴代3位。長く第一線で活躍し続けたからこそ達成できた記録です。
「ひふみん」の愛称で親しまれるキャラクターで、引退後はバラエティー番組やCMに引っ張りだこ。そんな将棋界の"レジェンド"が故大山康晴15世名人、中原誠16世名人などと繰り広げた名勝負を振り返り、中学生棋士の藤井聡太六段のプロデビュー戦となった対局についても紹介。将棋にすべてをささげてきた棋士人生をつづります。
=2018/03/02付 西日本新聞朝刊=