文化の日にちなみ、西日本新聞社が毎年、表彰する「西日本文化賞」の受賞者が、次の通り決まりました。同賞は、九州の文化発展に貢献された方々の業績を顕彰するため１９４０年に創設し、今年で７６回目。贈呈式は１１月３日に開きます。

　●学術文化部門

　▼長崎大学長特別補佐　山下　俊一氏

　放射線被ばくによる甲状腺がんの研究をはじめ、放射線災害医療学の確立と発展に寄与した功績

　▼九州大大学院理学研究院教授　森田　浩介氏

　１１３番元素ニホニウム（Ｎｈ）を発見、命名し、アジアの国で初めて元素を周期表に加えた功績

　●社会文化部門

　▼漫画家　松本　零士氏

　数々の傑作を世に送り出して人々に夢とロマンを与え、漫画文化を広く普及させた功績

　▼歌人、若山牧水記念文学館館長　伊藤　一彦氏

　優れた歌作と研究、精力的な普及活動によって、短歌文学と地域文化の発展に寄与した功績

＝2017/10/30付 西日本新聞朝刊＝