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次の連載随筆 「地域と美術のすきまのやもり」 美術家 藤 浩志さん 29日から

2017.06.23 03:46 PM

 文化面の連載随筆は松尾スズキさんに続き、29日から美術家の藤浩志さんによる「地域と美術のすきまのやもり」が始まります。

 藤さんは1960年、鹿児島市生まれ。京都市立芸術大大学院美術研究科修了。86年から2年間、青年海外協力隊員としてパプアニューギニアで美術を指導しました。その後、「ヤセ犬」シリーズのような彫刻作品から、不要のおもちゃを持ち寄り、交換する「kaekko」プロジェクトまで多彩な表現活動を展開。自宅・アトリエを福岡県糸島市に構えながら、2014~16年には青森県の十和田市現代美術館長を務め、現在は秋田公立美術大教授・副学長として学生と向き合っています。

 連載では、藤さんが過去の記憶を自ら編集しつつ、活動を通じて考えてきたことや美術と地域の関係をつづります。題字、挿絵も藤さんが手がけます。ご期待ください。

 ●筆者の言葉

 物事に向き合い、感じることが大切と「むかいかんじの美術帖」との題を考えた。妻が「また偽名?」と却下。常識を超える意味で「白か黒かと問われたら虹色と答えたい」はどう? 「くどい。ダメ」
 どうせ僕は地域の美術のことしか書けないが、心がぐっと動く瞬間は欲しい。その時やもりがすきまから飛び出した。びっくりだけどかわいくなんだかうれしい。ということでこの題。しゃーない。

=2017/06/23付 西日本新聞朝刊=

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