次の連載随筆 「アイロンをかける時間」 歌人 松村由利子さん 15日から
2016.11.09 03:39 PM
文化面の連載随筆は、岩下明裕さんの「世界はボーダーフル」に続き、15日から歌人の松村由利子さんによる「アイロンをかける時間」が始まります。
松村さんは1960年、福岡市生まれ。新聞記者を経て、2006年からフリーに。著書に「31文字のなかの科学」「与謝野晶子」「少年少女のための文学全集があったころ」、歌集に「大女伝説」「耳ふたひら」などがあります。最新刊は「短歌を詠む科学者たち」(春秋社)。沖縄県・石垣島在住。
連載では、南の島での日常生活や記者時代の思い出、読書体験や言葉をめぐる気付きをゆったりとしたリズムでつづっていきます。
挿絵は装画、雑誌、広告など幅広く活躍するイラストレーター網中いづるさん=大分県別府市在住=が担当します。ご期待ください。
●筆者の言葉
科学者が身近な自然現象から真理を探り出すように、詩人はありふれた日常の風景から美しい詩を見いだす。
慌ただしい日々の中、私たちはさまざまな事柄に気づかず通り過ぎてしまう。けれども、少しだけ注意深く目を凝らせば、言葉の移り変わりや新しい風習など面白いことがたくさん見つかるはずだ。そんな小さな発見をたくさん書いてゆきたい。
=2016/11/09付 西日本新聞朝刊=