次の連載随筆 「わたしの旅ノート」 ノンフィクション作家 梯久美子さん 20日から
2016.01.19 04:07 PM
文化面の連載随筆は、作家三崎亜記さん=福岡市=の「ミサキメグリ」に続き、20日からノンフィクション作家梯久美子さんの「わたしの旅ノート」が始まります。
梯さんは1961年熊本市生まれ。北海道大学文学部卒。東京で編集プロダクションを起業し、取材者、編集者として活動。その後は文筆業に専念し、初の単行本「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道」で2006年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。主な著書に「昭和二十年夏、僕は兵士だった」「昭和の遺書」「百年の手紙」「廃線紀行」「愛の顛末」があります。
連載では、梯さんの記憶に残る、旅先での出会いや風景をつづります。挿絵は広島県在住の素描家しゅんしゅんさんが担当します。ご期待ください。
●筆者の言葉
生まれて初めての旅は、町内会の旅行で行った阿蘇山。1歳半でした。草千里で母に抱かれて撮った写真が残っています。あれから半世紀とちょっと。鉄道好きも相まって、気がつけば旅の多い人生です。
気ままな一人旅、歴史と向きあう取材の旅――。新旧の旅のノートを押し入れから引っぱり出して、これまで訪れた土地と、そこで出会った人たちのことを書いてみようと思います。
=2016/01/19付 西日本新聞朝刊=