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次の夕刊連載小説 12月2日スタート 「ウォーターゲーム」 作・吉田 修一 画・下田 昌克

2015.11.24 04:41 PM

 ご愛読いただいている白石一文・作、井上よう子・画の「記憶の渚(なぎさ)にて」は12月1日で完結し、2日から吉田修一・作、下田昌克・画による「ウォーターゲーム」が始まります。産業スパイの世界を描いた「太陽は動かない」「森は知っている」の登場人物たちが、水資源をめぐる暗闘を繰り広げます。ご期待ください。

 〈作家の言葉〉 水資源をめぐる謀略小説、というと少しハードボイルド過ぎますが、人間たちの生々しい欲望や感情に寄り添いながら、ハラハラするような物語をお届けできればと思っております。一年間どうぞよろしくお願いします。

 ▼吉田修一(よしだ・しゅういち) 1968年長崎市生まれ。法政大経営学部卒。97年「最後の息子」で文学界新人賞を受賞し、デビュー。2002年「パーク・ライフ」で芥川賞。07年「悪人」で毎日出版文化賞と大仏次郎賞。「横道世之介」「怒り」など著書多数。

 〈画家の言葉〉 一度描きたかった新聞小説の挿絵。しかも作者は吉田修一さん。僕も格好いい絵を描かなくては。説明になりすぎず、空気の色や肌触りや匂いのようなものが出せれば、と思いつつ、映画監督になった気分で描いていきます。

 ▼下田昌克(しもだ・まさかつ) 1967年、兵庫県生まれ。94年から2年間、チベットなどを旅行し、出会った人々のポートレートを描く。その絵と日記をまとめた「PRIVATE WORLD」や、ネパールで描いた「ヒマラヤの下インドの上」など著書多数。

=2015/11/24付 西日本新聞夕刊=

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