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「淡窓と咸宜園」葉室さん語る 日田市 12月5日公開座談会

2015.11.13 05:21 PM

 西日本新聞社は直木賞作家葉室麟さんを招き、12月5日に日田市で「広瀬淡窓と咸宜園(かんぎえん)」をテーマにした公開座談会を開きます。日田の街づくりキャンペーンの一環で、地域が今以上に輝くための方策や人づくりについて考えます。

 日田市にあった咸宜園は近世最大の私塾で、様々な人材を輩出して明治維新後の日本の近代化に大きく貢献しました。19世紀、日本中から日田を目指した若者たちは淡窓が主宰した咸宜園で何を学んだのか。ベストセラー小説「霖雨」で広瀬淡窓を描いた葉室さんと考えます。対談相手は、中津市出身の作家、コピーライター矢野寛治さんです。

 葉室さんは北九州市出身。2005年に「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞したのを皮切りに、07年には「銀漢の賦」で松本清張賞、12年に「蜩ノ記」で直木賞を受賞するなど数々の時代小説を手がけ、高い評価を受けています。

 矢野さんは「伊藤野枝と代準介」「なりきり映画考」などの著書があり、福岡の民放のコメンテーターも務めています。

 座談会は正午から、日田市三本松のパトリア日田で。定員は120人(応募多数の場合は抽選)。

 聴講希望者は往復はがきで、〒870-0034 大分市都町1-1-23 西日本新聞社大分総局公開座談会係へ。締め切りは26日(消印有効)。

 問い合わせは大分総局=097(536)0111(午前10時~午後5時)。

=2015/11/13付 西日本新聞朝刊=

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