西日本新聞社が毎年「文化の日」に贈る「西日本文化賞」の受賞者が次の通り決まりました。この賞は西日本地域の文化の発展と向上に貢献された方々の業績を顕彰する目的で１９４０年に創設し、今年で７４回目を迎えます。

　■学術文化部門
　●九州大学名誉教授　遠賀中間医師会おんが病院・おかがき病院統括院長
　▼杉町圭蔵氏
　外科医として半世紀以上活躍し、九州における臓器移植医療の基礎をつくった功績

　●産業医科大学名誉教授　放射線影響研究所顧問研究員
　▼大久保利晃氏
　産業保健分野の第一人者として、日本における産業医制度の確立に尽くした功績

　■社会文化部門
　●前九州国立博物館館長　ＮＰＯ法人文化財保存支援機構理事長
　▼三輪嘉六氏
　九州国立博物館の初代館長を１０年間務め、同館を全国有数の文化施設に育て上げた功績

　▼碁聖寛蓮顕彰会
　平安時代に「碁聖」と称された地元出身の棋士寛蓮の顕彰をはじめ、６０年以上続く祐徳本因坊戦の運営を通じて、囲碁の普及に寄与した功績

　※贈呈式は１１月３日（火・祝）午後２時から、天神スカイホール（福岡市中央区天神、西日本新聞会館１６階）で行います。

＝2015/10/31付 西日本新聞朝刊＝