次の連載小説 3月1日から 拳の先 角田 光代 画/池田 進吾
2014.02.21 03:57 PM
ご愛読いただいている大沢在昌・作、河野治彦・画の「雨の狩人」は28日で完結し、3月1日から角田光代・作、池田進吾・画による「拳の先」が始まります。ボクシングを題材にした、著者初のスポーツ小説として話題を集めた「空の拳」の登場人物たちが、新たな物語をつむぎます。ご期待ください。
〈作家の言葉〉とにかく書き続けること。小説を書いて生活するようになってから、自分に言い聞かせていることです。連載というものを何度やっても慣れず、はじまりは不安なばかりですが、書き続けること、と言い聞かせて1年、走り続けたいと思います。
▼角田 光代氏(かくた・みつよ)1967年神奈川県生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。2005年「対岸の彼女」で直木賞受賞。ほかに「空中庭園」「ロック母」「八日目の蝉」「空の拳」など著書多数。
〈画家の言葉〉「空の拳」で出会った彼らが、どれくらい大きくなって帰ってくるのかとても楽しみです。長い道のりを彼らと一緒に走り続けてゆけることを幸せに思います。ボクシングの繊細かつ華麗な動きを、どこまで表現できるか、新たに挑戦します。
▼池田 進吾氏(いけだ・しんご)1967年北海道生まれ。97年デザイン事務所「67(ロクナナ)」設立。ブックデザインを中心に活躍中。2009年、第40回講談社ブックデザイン賞受賞。著書に絵本「TONY」「空の拳挿画日記」など。
=2014/02/21付 西日本新聞朝刊=