会社のお金にまつわることに
日々丁寧に向き合う
グループ経理部
(財務・管理) 松尾 賢吾
2014年入社
※所属部署は取材当時のものです。
売上の入金、経費や従業員給与の送金など、会社のお金は日々動いています。入社してすぐはこの動きを伝票として記録し、集計する、これを繰り返すことで、数字に強くなりました。これらは毎月定例業務として行われ、毎月の業績を月次決算として経営陣に報告しています。
そして年度末には、決算書や有価証券報告書を作成し、1年間の成績表として外部にも公開します。また、西日本新聞社にはグループ会社が多数あり、これらグループをひとつの組織とみなして連結決算をしています。また、企業は正しく税金を納める義務があります。税理士と相談して法人税申告書、消費税申告書などを作成しています。
仕事は基本的にずっと社内です。最近は、会社が力を入れている新規ビジネスや不動産ビジネスについて、会計的なアドバイスを求められ、打ち合わせに参加する機会が増えました。的確な助言ができるよう、会計や税務といった専門知識を身に着けることに努めています。
決算業務をやり終えたときは達成感を感じます。決算業務の過程で、何度も試算表や各種資料を作成しますが、伝票処理に漏れがあった場合は、また一からやり直すことになります。決算は、正確性と速報性が求められるので、一つ一つ地道に行うこと、また、ルーティーン作業は効率化して、イレギュラーな処理に時間をかけられるように作業を見直すことを心がけています。
経理は会計システムを扱いますが、会計システムの更新や消費税率引上げ対応などは、苦労しました。旧システムの課題や制度変更の洗い出し、システムの選定、仕様の確認など、社内のシステム部門やベンダーと打ち合わせてシステムを構築していきます。
また、現場に正しく使ってもらえるように、マニュアルを策定し、社内に周知、運用を徹底していきます。たびたび行われる制度変更について、事前に知識を習得し、社内外の問い合わせに対応できるようにしています。
上司や先輩に誘っていただき始めたゴルフにはまっています。経理部の仕事では、他部署の方々とコミュニケーションをとる機会がなかなかないので、社内のあちこちのゴルフ会に参加させてもらっています。
家では、映画鑑賞や読書など、ゆっくり過ごしています。また、主催事業の展覧会を見に博物館や美術館に行ったりしています。
コミュニケーションを大切にしていて、上司に相談しやすい雰囲気です。会社として、転勤や人事異動は少なくないのですが、異動した先でも面倒を見てくれるなど、人情味のある会社だと思います。
さて、近年メディア業界には逆風が吹いていて、西日本新聞社は変革期にあると思います。会社は新しいことに次々と挑戦しています。一方で、西日本新聞社は創立145年を迎えましたが、その歴史で築いてきた資産は他社にはない貴重なものです。信頼やブランドもそうです。ある意味、西日本新聞社は老舗企業とベンチャー企業の両面の特性を持っています。他社にない信頼やブランドをわが社の強みとして、攻めの姿勢で、新しいことに取り組んでいると考えると魅力的だと思います。変革期にある会社の力になりたいし、会計的なアドバイスをしていきたいです。
「 攻めの攻勢で新しいことに取り組んでいる会社の力になりたい 」