新聞の力を駆使した
企画を提案
メディアビジネス部 坂田 和之
2014年入社
※所属部署は取材当時のものです。
福岡都市圏の流通系クライアント(陸運業、旅行代理店、商業施設、レジャー施設、小売専門店、カーディーラーなど)を担当しており、新聞広告掲載に向けた営業をしています。朝刊と夕刊、西日本スポーツ、西日本新聞社発行のフリーペーパー「ファンファン福岡」など新聞社が持っている媒体を駆使し、クライアントに喜んでいただけるような提案を出せるよう努めています。
また、最近では紙媒体のみでなく、デジタル商品を多く販売するようになりました。従来の新聞社の媒体力を活かした、新領域での取り組みを行っています。
ある飲料メーカーの朝刊4頁の広告特集を広告主と一緒に作り上げたことです。朝刊を4頁も使用し、ただ大きく純広を掲載するのではなく、1カ面1カ面それぞれに意味を持たせ、4頁のストーリーとして制作しました。
1面は九州の発展を祈る3社のトップ鼎談という新聞らしい硬めの記事体広告。2、3面はPRしたい商品について、どのような人がどのような思いで作ったか、柔らかいイラストを多用した記事体広告、4面は商品PRの純広といった形です。
一番面白かった点は、1~3面を広告主と直接何度も何度も打ち合わせ、取材、制作、校正を行えた点です。通常の純広では原稿制作に踏み入るケースはあまり無いのですが、本件では広告主と一緒に作りあげたという想いが強く、掲載日の朝刊を開くのがとても楽しみでした。掲載後、広告主より「自分の仕事の中でも一生の思い出に残ります」とお言葉をいただき、後日、広告主の東京本社で他メディアに対し「成功事例」と紹介されたと聞き、大変うれしかったです。
新人であってもすぐに自分の担当クライアントを多く持つことになります。入社当時、「自分が担当だから」と感じていたため広告会社からの相談を先輩に話することなく勝手に返答してしまいました。結果、たまたま返答内容は間違っていなかったものの、先輩には強く怒られてしまいました。配属されたばかりで理解できるわけない話を相談なしで返したためです。
今考えると恐ろしいことをしていたと思います。私は、先輩方も常に仕事をされているので遠慮して質問しなかったことが間違いだと気づき、これ以降、積極的に質問・相談をするようになりました。ただし、ただ相談するだけでは私の働く意味がないので、自分の意見をもって相談するよう常に心がけています。また、考えながら先輩への相談を重ねることで、徐々に私の判断で返答できることが増えていくようになりました。
仕事の関係で知り合ったチームでラグビーをしたり、会社の先輩とゴルフに行ったりしています。まさか、社会人になってラグビーをすることになるとは思っていませんでしたが、仕事以外でも人脈が広がり、仕事にも生かせることができています。ゴルフはもっぱら会社の先輩と楽しんでいます。夜は友人とお酒を飲みに行くことも。福岡は食べ物がおいしく、ついつい酒が進みます。
まず地域に根付いている企業であり、2017年で創刊140年を迎え、その間に培った人脈、技術、信頼などが特長だと思います。
社内で感じているのは西日本新聞社を好きな人が多いということです。それは根底に九州を好きな人が多く、その九州で影響力の大きな仕事ができる西日本新聞社で働いていることに誇りを持っている人が多いからだと思います。「営業」と聞くと個々人のノルマがあるようなイメージがあるかと思いますが、メディアビジネス局ではメンバー全員で予算達成という目標に向かって日々頑張っており、チームプレイの色彩が強いように感じます。
「 自分の意見を持って先輩に相談する。そうでないと私が働く意味がない 」