大牟田517回 「快眠」を目指そう/セラピスト三橋美穂氏が講演
西日本政経懇話会の2月例会が10日、大牟田市内であり、快眠セラピストの三橋美穂氏が「脳が若返る快眠術」と題して講演した。要旨は次の通り。
日本人の睡眠時間は少なく、特に女性は世界で一番短いと言われている。作業効率の低下など、睡眠不足による経済損失は年間3・5兆円とされる。18時間起き続けたときの状態は、酒酔い運転と同等の注意力しかないという報告もある。
良い睡眠がとれているかどうかのバロメーターは、日中に生き生きと過ごせているか。特に午前10時から正午の間に、気分がすっきりしているかどうかだ。
良い睡眠をとるためには、(1)毎朝同じ時刻に起き、太陽の光を浴びて体内時計を整える(2)日中に活動して疲れをためる(3)睡眠前の入浴で体温のメリハリをつける(4)就寝前は自分なりの方法でリラックスする-ことが重要だ。
「安眠」と「快眠」は似たような言葉だが、私は「安眠」を無意識の眠り、「快眠」を意図的な眠り、と定義している。明日の活動のために寝るということを意識して、ぜひ「快眠」を目指してほしい。