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記者だより

紙面・写真データベース 新聞でたどる九州の歴史

データベース資料部  山下宣之

 データベース資料部は、約140年にわたるできごとを網羅した、「九州のニュースに最も詳しい新聞データベース」を作る、壮大なプロジェクトを進めています。

 100年前のきょうは、どんなことがあったのでしょうか。100年前の9月14日は、1914(大正3)年でした。その日の新聞には、「列強大戦争」とか「世界的大戦争」という見出しが出ていて、世界の国々が戦争をしていたことが分かります。

 後になって「第1次世界大戦」と呼ばれた戦争の時代です。

 日本は、イギリスと同盟を結んでいたため、ドイツと戦争をしていました。戦地から九州に帰国した人や、軍人に取材してアジアやヨーロッパの戦況を紹介しています。

 その一方で、博多の町では「筥崎宮で放生会」が開催されていました。祭りが始まったのに「ビアホールにも人が少なく、見せ物小屋も五、六分の入りで活気がない」と伝えています。

 豊前田川郡後藤寺町(現在の福岡県田川市)では、町の有志がお金を出し合って「後藤寺幼稚園設立の計画」が進んでいることも載っています。

 当時の新聞を読むと、100年前の一日が生き生きとよみがえってきます。

 西日本新聞社は、1942(昭和17)年に、福岡日日新聞と九州日報という、二つの新聞社が合流してできた新聞社です。

 二つの新聞社の歴史はさらに長く、福岡日日新聞は、1877(明治10)年の「筑紫新聞」創刊まで、九州日報も87(同20)年の「福陵新報」創刊までそれぞれさかのぼることができます。

 データベース資料部には、最も古い「筑紫新聞」から、最新の「西日本新聞」まで、紙面の現物が保管されています。

 しかし、古い時代の紙面は、誰にも閲覧を許していません。みんなが手にとって読むと、破れたりして、貴重な保存紙が失われるからです。社員も紙面を複写したマイクロフィルムを閲覧していました。

 技術の進化とともに、マイクロフィルムを画像化して、パソコンで閲覧できるようになりました。画像化した紙面は、200万ページを超えます。

 この紙面の画像に見出しやキーワードの情報を加えて、検索できるようにする事業を進めています。

 同時に、各時代の記者たちが撮影した200万点を超える写真のデータベース化も急いでいます。

 二つの事業が完成すると、見出しや写真説明から紙面や写真を探し、タイムマシンのように、九州の過去を訪ねることができるようになります。

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