西日本政経懇話会

大牟田544回「ポスト安倍」加速も/早稲田大・谷藤氏が参院選を展望

谷藤 大牟田.jpg 西日本政経懇話会6月例会「大牟田」が19日、大牟田市のホテルで開かれた。谷藤悦史早稲田大政治経済学術院教授が「参院選を展望する」と題して講演した=写真。要旨は次の通り。

 日本の政治は停滞している。投票率が低く、自民は有権者に占める絶対得票率が25%にすぎないのに1強状態にある。多選議員が多いのも特徴。2017年衆院選、今年の統一地方選も傾向は同じで、自民は伸びていないが野党票の分散などで漁夫の利を得ている。

 安倍政権は経済と外交に力を入れてきたが、成果は上げていない。実質賃金は伸びず、外交も北方領土交渉に頓挫するなど長期的戦略がない。「やり尽くした」感があり、自民内にも、特に地方創生が進まない地方にも不安感がある。

 参院選を大胆に予測してみる。鍵は32ある1人区。野党が過半数に届くには27勝が必要で、現実はきつい。ただ、自公政権は議席を減らすし、改憲勢力による憲法改正発議に必要な3分の2の確保もできない。議席減の幅が大きければ「ポスト安倍」の動きが加速してくる。 (吉田賢治)

2019年06月20日

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