西日本政経懇話会

大牟田542回「地球温暖化防止へ エネルギー転換を」 /江守氏講演

政経懇話会用・江守氏.jpg 西日本政経懇話会4月例会「大牟田」が23日、大牟田市のホテルニューガイアで開かれた。国立環境研究所地球環境研究センター副センター長の江守正多(せいた)氏が「地球温暖化と豪雨、猛暑~科学からの警鐘にどう対応すべきか」と題して講演した=写真。要旨は次の通り。

 地球温暖化で、日本でも昨夏のような豪雨災害や熱波による健康被害がさらに増加する。2015年採択のパリ協定は「世界の平均気温上昇を2度より十分に低くし、1・5度に抑える努力を追求する」としているが、昨年10月には「現時点で既に1度上昇し、40年前後には1・5度に到達する」との報告もあった。

 1・5度に抑えるには、世界の人為的な二酸化炭素(C〓)正味排出量を50年前後にゼロにする必要がある。そのためには政策、技術革新、国際協力を総動員し、エネルギー源を化石燃料から、太陽光や風力といった再生可能エネルギーに大転換しなければならない。我慢や負担の増加ではなく、新しいエネルギー社会という巨大マーケット、競争の源泉が生まれるとの明るいイメージにとらえるべきだ。

 (吉田賢治)

2019年04月24日

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