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ローマ帝国に学ぶ旅~日本再生のヒントとは

宗像支局 田中敦子

 一時は世界の人口の4分の1を治めたというローマ帝国。その国民は現代人にひけをとらない生活水準を享受していたといわれる。2千年以上も続いたローマ帝国の歴史に触れ、日本再生のヒントを見出そうとイタリア・ローマ市内を歩いた。

 中世のたたずまいの所々に古代の遺跡が点在するローマ市。その中心部に残る帝国の政治・経済の中枢跡「フォロ・ロマーノ」に、ヒントはあった。コンコルディア神殿跡。ある法律の制定を記念して建てられた珍しい神殿だ。

 法の名はリキニウス。紀元前367年に成立した。貴族に限定されていたすべての公職を平民にも開放する画期内容だ。

 当時、貴族と平民間の格差が広がり対立が深まっていたところにケルト人が来襲した。敗因は国内の対立と気づいたローマ人は、一致団結して思い切った改革に踏み切った。それがリキニウスの制定につながったのだ。

 公正な競争に生き残った実力者が国を治める。トップの任期は1年。利権が固まりにくいうえ、組織の人材は厚みが増した。機会均等という「寛容さ」と実力主義を受け入れた「潔さ」。これらが築いた組織力がローマの強さの一因のようだ。

 一時は「世界第二の経済大国」になったが、今もバブル崩壊後は不況の出口が見えない日本。そこに原発事故が追い打ちをかけている。日本再生には、団結して改革を断行するリーダーを育て支援することが不可欠だと感じた。

(2013年2月24日~3月9日)

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