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「祈り~心の時代に~」

出版部 川辺彩子

 東日本大震災や原発事故を受け、故郷への思いを再認識した人々も多い。各地に残る祈りの場を訪れ、日本人の心のよりどころの「今」を探りたいと、江戸の時代から"祇園精舎"と信じて参詣され、現在も日本人に人気が高いカンボジアの世界遺産アンコール・ワット、死して民の幸せを祈願した東北の即身仏、その他九州各地に散在する史跡を訪れた。
 アンコール・ワットでは、密林を切り開き、壮麗な寺院を築いた当時のクメール人の宗教的熱情に心をうたれた。カンボジアでは1970年代にポル・ポト派による、数十万人規模の虐殺が行われた。多数の犠牲者の人骨が発掘された「キリング・フィールド」と呼ばれる場所が、現在は寺院として、新たな祈りの場となっていることが印象的だった。
 東北では8体の即身仏を参拝した。就職活動中の女学生が手を合わせ、宮城県仙台から訪れた家族が、震災の被害から免れたお礼と被災地の復興を祈っていた。即身仏となった僧たちは、今も東北の人々の心のよりどころとして生きている。
 地域には地域の心のよりどころがあり、人々の心の故郷として根付いている。それを次世代へとつないでいくことが我々の使命でもあると感じた旅だった。

(2011年11月16日~12月6日)

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