アンケート

9割超のママ「居場所探し悩んだ」

 家庭以外にも「自分が認められ、やりがいを感じられる居場所がほしい」と悩んだ経験を持つママが9割超-。今回の調査で示されたのは、これまでにない圧倒的な数値でした。そして大半が理想の居場所として「仕事」を挙げたのです。ママたちはなぜ仕事を求めているのか。求めてもかなわなかった人たちの事情とは?

問1 育児や家事に追われる中、または子育てが一段落したときなどで「このままでいいのかな」「外で働いてみたい」などと悩んだことはありますか?

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問2 (あると答えた方)その悩みは解決できましたか?

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問3 (できたと答えた方)その結果どうなりましたか?

●思い切って仕事を始めたら、家族以外の人と接する機会が増え、日々の忙しさも手伝って、いろいろと深く悩まなくなった。(39歳、女性)
●下の子が1人で留守番できるようになったので、働きに出た。勤務中は仕事に打ち込むことで、気分転換できる。お小遣いもできて、心に余裕も生まれた。(42歳、女性)
●下の子が2歳の時、保育園に預けて仕事を始めた。私が思い切ったことで、夫が子育てに協力的に。上の子も自立が早くなった。(62歳、女性)
●育児休業から復帰し、子どもと離れてランチをゆっくり食べることができて、とてもうれしく思った。子どもはいずれ、親元を離れていく。母親が自分の居場所を確保しておくことは重要だと思う。(46歳、女性)
●長女が1歳になり、仕事を始めた。保育園に預けることで、複数の大人が子どもを見てくれるようになった。先生が書く連絡帳からは、子どもの新たな一面を発見できて楽しかった。(40歳、女性)
●子どもが1歳の時、保育園に預けて働き始めたが、保育園からの呼び出しが多く、職場からの風当たりに耐えきれず退職。3年後、上の子が幼稚園に入園、2人目が2歳になったのを機に、週2回の一時保育を利用して仕事を再開した。バタバタしたが、子どもたちに合わせて働き方を変えることで充実した生活を送れている。(38歳、女性)
●パートに出たことで充実している半面、久々の仕事復帰は予想以上に大変。今も充実感とストレスのはざまで揺れている。(47歳、女性)
●子どもが男の子2人なので、外遊びをたくさん経験させてあげたいと思った。夫と相談して子育てを優先しようということになり、仕事は辞めた。(36歳、女性)
●子育て支援センターなどで、先輩ママや地域ボランティアなどに悩みをつぶやいたことがきっかけで、相談先が広がった。情報もいろいろ入ってくるようになり、仕事も見つかった。(43歳、女性)
●子どもがすぐ病気になるので、仕事を始めることはできなかったが、ボランティアを始めたことで、社会とつながり、子育て経験も生かせるようになった。(44歳、女性)
●趣味を持つことで、将来の夢ができた。最近は仕事も始めた。大変だが、充実感がある。(50歳、女性)

問4 (できなかったと答えた方)それはなぜですか?

●息子が中学生になり、不登校になったので、仕事に就けなくなったから。(39歳、女性)
●義理の両親に自営業を手伝ってほしいと頼まれたため、パートに出られないから。(37歳、女性)
●子どもに手をかけてあげたい。仕事に出ると育児や家事がおろそかになりそうだから。(43歳、女性)
●仕事をしているが、仕事も育児も家事も全てが中途半端になり、イライラして子どもにあたったり、夫婦げんかをしてしまったりする。(46歳、女性)
●夫の転勤で3人の子どもの育児を1人で担うことになったので働きに出られない。(33歳、女性)
●業務が重くなり、定時で帰れるように必死で働いているが、いっぱいいっぱいになりつつある。(31歳、女性)
●4人目の子どもが生まれ、保育園と仕事先を探しているけど、なかなか見つからないから。(41歳、女性)
●末の子が来年幼稚園に入園するが、夏休みなどには預かり保育がないので、働きに行けない。(37歳、女性)